Dr.ミュウの木曜日歯科教室① 歯肉マッサージ効果

定期更新開始!!その名も「Dr.ミュウの木曜日歯科教室」

こんにちは!! 岡山にあります「花みずき歯科 法界院 」院長の細坪と申します。
節分も終わり、いよいよ「春」到来!? 、、、、と言いたいところですが気温の変化が大きく、皆様体調を崩されていないでしょうか?

歯科医師として診療に携わる中で患者様から多くの専門的な質問されます。最近ではインターネット等のたくさんの情報が行きかっていますね。一方で情報の渦巻きの中で「どれが本当なの?」と疑問に持たれる方もおられるでしょう。
本日から毎週木曜日に細坪みゆう(改め「Dr.ミュウ」)が歯科医師の立場から歯科に関する情報を配信して参ります。

ブラッシング時の歯肉マッサージの効果は?

歯ブラシ指導を受けた方はほぼ耳にするであろう「ブラッシング&歯肉マッサージ」。まず歯肉の表面は「外縁上皮」と呼ばれ、ここが歯ブラシでゴシゴシと刺激されることで上皮の角化が亢進されます(上皮の壁が強化されるイメージ)。そのため細菌が上皮の中に侵入しにくくなります。そして歯肉を外側から刺激すると内部の接合上皮細胞・線維芽細胞(歯肉の内面構造にかかわる大事な細胞)が刺激され、増殖が高まるとされています。歯周病が進んだ場合は、これらの内部の細胞が壊れ、傷や潰瘍ができやすい状況に陥ります(「歯肉がはれていますね」や「歯周ポケットが悪化していますね」と診療室でもよく聴きますね)。つまり歯周病の状態でも歯肉へのマッサージ効果は傷の修復も期待できます。
ブラッシングでは「プラーク除去」がとにかく注目されがちですが、「マッサージ効果」も理解し、実践して頂ければと思います。
当院では歯肉マッサージの方法についても実践しておりますので、気になる方はスタッフまで!!

コーヒーブレイク

さてここでクイズです。
歯周病菌の大好きなものは何でしょうか?

A 砂糖 B 酸素 C血液 D ルイボス茶

答えは・・・・

C血液

 歯周病菌は初期の段階では歯肉溝分泌液(アミノ酸)、進行すると赤血球のヘム鉄を栄養源にします。そのため進行性の歯周病の場合は「菌血症」のリスクが高まります。
 一般的にヘム鉄は動物性食品(レバー、しじみ、あさり)で多く含まれています。「鉄=ほうれん草」と某漫画の影響で想像される方がいますが、ほうれん草などの植物性食品の場合は「非ヘム鉄」に分類されます(吸収率:ヘム鉄>>非ヘム鉄)。
 ただし鉄は過不足なく摂取ことが重要(不足:貧血 過剰:胃腸障害、皮膚の色素沈着)。近年市販のサプリメントがありますが、鉄に関しては明確な血液検査の元、摂取をして頂くのが望まれる。また妊娠中に「氷食症」が診られる場合は鉄不足が疑われます(鉄欠乏性貧血による「異食症」の一種とされる)。

 砂糖は歯周病菌への直接な影響はないものの、糖尿病や高血糖による血管障害につながり、歯周病にも関係してきます。

 歯周ポケット内の酸素濃度は1%以下であり、そこで活動する歯周病菌(縁下プラーク)は嫌気性細菌です。ちなみに喫煙者では歯周ポケット内の酸素濃度が非喫煙者の半分以下となり、嫌気性細菌にとって都合がよい(禁煙は歯周病対策の第一歩です!!)。

 ルイボス茶はアンチエイジング効果のあるお茶。健康志向の方に好まれています。SODの抗酸化作用が活性酸素を抑制し炎症を抑える・疫力アップするため、歯周病対策にもなるかも?

では次回は2月14日です。

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